鋼管矢板圧入工法(サイレントパイラー工法)とは既に地中に押し込まれた(鋼矢板)を数本つかみ、その引抜抵抗力を反力にして油圧による静荷重で次の杭を押し込んでゆく工法です。
特長1.建設公害の軽減
機械そのものの力で杭を押し込むのではなく引抜抵抗力を利用しての工法なので騒音や振動などの建設公害を発生させません。規制の厳しい地域や夜間でも工事時間帯の制限を受けることなく施工することができます。
特長2.コンパクトで高品質施工
機械自体が杭をつかんで施工しますので足場を作る必要がなく、ビルとビルの間や川沿い、川の中といった場所でも施工が可能です。
更に鋼矢板は曲げやねじりの力に強く、機械自体が杭打ちを制御しながら連続圧入するので高品質で強固な壁を構築することができます。

5つの性能
環境性
静荷重で杭を押し込む方式のため、騒音や振動などの建設公害を発生させません。
圧入機は軽量コンパクトなため、工事の影響範囲は最小限に抑えられます。
安全性
圧入機は常に圧入した杭につかまっているため、原理的に転倒の危険性がありません。
工場生産された既製杭を直接圧入するため、高品質な完成杭を安定して構築できます。
急速性
圧入機は小型で圧入工程はシンプルなため、複数機の同時稼動に適し工期を短縮できます。
規制の厳しい地域や夜間でも工事時間帯の制限を受けることなく施工できます。
経済性
工事の影響範囲が狭いため、交通渋滞などを発生させず地域の経済活動を阻害しません。
目的の機能に合った杭を工場生産し、現場作業を合理化することで効率化が図れます。
文化性
圧入杭を正確に制御できるため、複雑な施工形状でも高精度に構築できます。
施工中の杭の性能を確認・制御できるため、高品質な完成杭を構築できます。

施工事例

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